思ったこと

自分の境遇を考える。

自分が過去出会った人たちが、輝き、広い世界に羽ばたこうとしている。

海外

昇進

結婚

うらやむような、新しい人生の次のステップに足をかけている。

翻って自分をみる。

何も持っていない。何もできていない。何も成し遂げていない。

 

今を時めこうとしている同期、同窓たち。

彼らとは、かつて、たしかに同じ土俵に立っていた。

なのに、大きく差をつけられてしまった。

今の自分は箸にも棒にも掛からぬ。

 

でも後悔はしないだろう。

僕は努力はしてきた。

自分にできることを、精いっぱいやってきた。

それがどれだけ今に結びついているかは分からない。

それでも、とにかく、自分ができる範囲で悩んで苦労して頑張ってきた。

それで、周りから認められなくても、

友達が少なくても、人間関係が不得手でも、

たぶんあれ以上頑張っても、何も今、変わっていないような気がする。

 

今の自分以上になったろうか。

 

今がどんな状態であれ、どんな状況であれ、

一生懸命頑張って生きてきたのならば、

もう、それでよいと思う。

諦めかもしれない。

でも、頑張って、できないものは仕方ない。

そして残酷なほど早く時は過ぎていく。

過ぎていった時を悔むことが一番よくない。

 

何が僕にできることなんだろう。

毎日いろいろなことを考える。考えては、忘れる。

考えたことをすべて記してはどうか。

全てを無駄にせず、一度思ったことを、

とことん考えてみる。

それが自分にできる一番大切なことかもしれない。

そうしたら、過ぎ去る時間を悔いなく見送ることができるかもしれない。

 

考えること。

考え続けること。

それが研究であって、自分にできる、自分の生き方なのかもしれない。