私はまた少し腐ってしまった。

私がやるべきことはなにかを再び見失ったせいだ。

私は仕事をする。

たとえどんな仕事でも、腐らずやり続ける、誠心誠意やり抜くということは、本当に難しいことだと痛感した。

しかし、私が以前と違うのは、私が経験してきたこと、その経験から学んだことを、今に生かすことができるということだ。

人はそうそう変われない。人が変わるということは難しい。変わったといわれることはもっと難しい。しかし、変われなくても、経験は、血となって肉となって、今を生きる糧となる。物事にどう対処したらよいかを導く指南を与えてくれる。

仕事がどんなものであれ、また、自分が何をやるにせよ、自分にできることは、目の前のことに、真剣に取り組むということだ。それを失ってはいけない。私がやるべきことは私ができることを最大限の敬意を以て扱うことだ。すべての生活、すべての一瞬一瞬は、すべて、自分にできることをするための試練だ。生活そのものが修行であり、その修行に対して私はできることをするというだけだ。どう立ち向かうかということだけだ。私は一生懸命、前にあることをする。他人にどういわれようと、何と言われようと、それを無碍にすることは、私の人生という修行から逃げていることに他ならない。

私は改めてこのことを胸に誓って、明日からもまた頑張ろうと思う。